楽しい誕生日会から早一週間・・。
ブログネタがリアルタイムと若干ズレが生じていますが・・。アセアセ。
虎鉄、実はキャンプでは大変でした。
夕食のBBQの間、わんこは全員車で待機していました。その後、連れ出してひざに座らせたり、また車に連れて行ったり・・の繰り返し。
虎鉄もその例に漏れずそんな状態でした。
晩ご飯をあげようと車に戻ったら・・・。車内はリバース地獄。
でも、実はなくて、シャバシャバした透明の液体が広がっていました。
朝、途中で寄ったSAドッグランでも、雨が降るまでのサイトでも問題なく走り回ってたし、虎鉄、お腹すかせてよく吐く子なので、その日の朝食が5時ごろだったこともあり、胃酸過多になったのかなぁ・・と思っていました。
でも、ご飯を食べない。これはおかしいなぁ・・と。
思い当たるのは前日したフロントライン。去年も確かフロントライン後体調を崩した覚えが。それで去年は1回しかしてないはず。
今回キャンプという事もあったのですが、すっかり忘れていたためよりにもよって前日に。
その後、ずっとひざの上に座らせてましたが絶不調。
でも、おもちゃを見せたらいつものように遊ぶし、他のわんこが目に余ったら(?)吠えるし・・・ただ、思い出したようにえずいて、胃液のようなものを吐く。何回も何回も。
早めに就寝させてもらいましたが、2時間置きに夜通し吐いてました。・・吐くものは胃の中に残ってないのに・・。
そして、朝。とぼとぼ後はついて来るけど、すがるような感じ。
水は飲むけどご飯は食べない。おもちゃの音がしても、誰がそばに寄ってきても、しつこく匂われても無関心。
もう、ただただしんどそうでした。こんな虎鉄を見るのは始めてでした。
撤収作業をなるべく急いで片付けて、それでも最後のほうになりましたがキャンプ場を後にしました。
キャンプ場を出た途端、最大のアゲアゲで、じゃんとこてパパをびっくりさせて、その後お土産を買うこともなく、ご飯を食べることもなくノンストップで尼崎まで車を飛ばしました。
日曜日という事でいつもの病院は休み。近所にある年中無休の病院に行く事に。
待合室で他のわんこが吠えても無関心。いつもはブルブル震えて降りようとする診察台の上に寝そべり動かない。9キロの体重が8.2キロになってました。
先生の診察で、まず考えられる事は『誤飲』。そして『膵炎』。そして『何らかの炎症』を指摘されました。
レントゲンと血液検査をして、わかったことは無し。
レントゲンには、『なんとなく』異物が写ってるような『気がする』と言われました。
膵炎の場合、ここで判断は出来ないのでしかるべき機関に血液を送って検査結果を待たないとダメとのこと。
とりあえず異物らしきものが写ってるので、今日は造影剤を投与して、明日朝イチで再レントゲン。もし異物が詰まってるなら造影剤がそこで止まってるはずだから。とのこと。
フロントラインの話をしたら「そんな話は聞いた事がない。」と半笑いで言われました。
その日は絶飲絶食なので首の後ろに皮下点滴をしてビタミンや強肝剤などの輸液を同時に投与。ラクダみたいなコブと共に帰宅。
この治療が正しいのか不安だったので一応写真撮っときました。
その夜。寝床が定まらず、ウロウロウロウロする虎鉄。
のどが渇いてるみたいで、いつもは水があるべき場所にず~っと立って水を探してる。
時々こっちを見て、なんともいえない視線を送ってくる。
のど・・・かわいてるよなぁ。お腹すいてるよなぁ・・。でもそれ以上にしんどいんやんなぁ・・?
でもなんにもしてあげれることがない。
こんなに不安でこんなにも恐怖だった事が今までにあったのか、思い出せないくらい怖かった。
寝ているようで目は半開き。吐息も虫の息。寝床を変えようとさまよってはドテッ!って倒れるように寝そべる。
このまま息が止まってしまうんちゃうやろうか。・・と思ってなぜか心拍数を計ってみたり。
このコブの中身があわんかったんちゃうやろか。ヘンなもの打たれたんちゃうやろか。
悪い想像ばかりが膨らんで、不安に押しつぶされそうになってました。
布団に入りたがらない虎鉄と一緒に、3人で毛布かぶってフローリングの上で寝ました。
ハッ!と目が覚めて虎鉄が息してるの確かめて安心してまた眠りに落ちて・・その繰り返しで夜が明けました。
朝になると、虎鉄も少し回復してるように見えました。とにかく朝イチ病院に連れて行ってレントゲン。
結果は昨日と同じ、異物が『なんとなく』『あるかもしれない』。
先生が言うには、今日一日預からしてもらって造影剤を何度かに分けて投与して、何枚かレントゲンを撮って本当に何か詰まってるのかキチンと確かめたいとのこと。
何か詰まってるならすぐ開腹手術やし、腸がねじれてるようなことがあったら大掛かりな手術になるだとかなんとか。
私たちが引っかかったのは、一日虎鉄を預けるって事。と、安易に開腹手術を連呼すること。
しかもこの病院、注射一本、見えるところでしてくれない。全部裏に連れて行って何をされてるのかさっぱり見えない。
ビビリで、診察台に乗せただけで震えるこの子の性格で、1日もましてやこのしんどい時に、入りなれてないゲージに閉じ込めて、1人もっちで、そのストレスに耐えれるか・・って事と、明らかに目に見えて虎鉄の調子が戻りつつあったことと、主治医先生に見てもらいたい。ってこと。
虎鉄の主治医先生は、まず自然治癒力を重視してくれて、どんな小さな可能性も考えてくれて、今までアカラスだったり関節の不安だったりいろんな事があった虎鉄を全ていい方向に導いてくれた。出来うる限りの施術も、わたし達の前でしてくれる。
先生ならフロントラインの話をしても「聞いた事ない。」で済ますことはないと思ったし、「詰まってます。開けましょう。」ってことはないと思った。
それを正直に先生に伝えて、主治医に見てもらいたい。って伝えた所、快く承知してくださりとりあえず一端家に帰ることになりました。
行きつけの病院に行ったら・・・なんと臨時休診。・・・ついてなさすぎ。
家に帰り、とりあえず水をあげてみる。そしてご飯もあげてみる。
がっつかないけど、少し食べた。全部は食べようとしないけど少し食べた。
食べたってことは大丈夫・・なんかな・・??と動向を見守ってました。
その後、段々元気になってきて吐くこともしない。
その夜、うんもの中にキューズの足が入ってました。
原因はこれだったのかな・・?とこてパパと言いましたが、フロントラインだったかもしれない。キャンプでたくさんのお友達に会って、車に閉じ込められてたストレスかもしれない。キューズかもしれない。
いろんな事が重なりすぎてなにが本当の原因だったかわからずじまいだったけど、その次の日の朝は普通にご飯も完食し、散歩も普通に行けた。
虎鉄が元気になってくれて本当によかった。
実はキューズの足を食べてしまったのは今回が初めてではなかったのですが、今まではリバースしてたか、しっかりうんもの中に入って出てきてました。
でも、ほんとつまったりしたら怖いので、足がちぎれそうになったら見守る。これが我が家での約束事でした。今回のキューズは心当たりがなくってほんと反省しています。
そして、病院に預けず帰ってきたことも賛否両論でしょうけど、私達はこれでよかったと思ってます。
あのまま預けてたら多分虎鉄はお腹切られてたと思う。もちろんそれで元気になってたかもしれない。
預けなかったことによって、最悪の事態を招いてたかもしれない。
でも、2年間虎鉄と付き合ってきて、虎鉄の朝の様子や虎鉄の性格をわかった上で、あの時は預ける気になれなかった。
あの後、いろんな人の話を聞いて、やっぱりフロントラインが合わなくって調子崩した子の話や、フィラリアの薬がダメな子の話を聞いたりしたし、「聞いたことない。」って、あんたが聞いたことないだけやろ~~!!って思った。
何種類の薬を処方されて病気がよくならなくって、病院を変えて薬を減らされた途端病気が治った子の話も聞いた。
じゃん自身、去年手術した病気は3件目の病院で発覚しました。
病院って、先生ってほんと大事だと思う。
そして、前日にフロントラインしてしまったことや、キューズの足がでてきたこと。
いろんな反省を。そしてなによりごめんねを虎鉄に。
虎鉄が元気になってよかった。
そして、虎鉄を心配してくださったみなさん。虎鉄の無事を伝えたら本当に安心してくださった皆さん。
虎鉄も、じゃんもこてパパも本当に幸せです。
ありがとうございました。
もう二度とこんな思いしたくないし、そのためにも絶対忘れちゃダメだと思いました。